今、Brian Culbertsonのニュー・アルバムAnother Long Night Outを聞きながら書いています。
震災から3年経ったということで、おそらく今日14時43分に黙祷を捧げた人が多いのだと思いますが、僕はその時ブルーレイレコーダーをインターネットに接続できなくて試行錯誤していました。で、1時間後ぐらいに、LANケーブルをレコーダーではなくてテレビディスプレイに接続していたことに気づきました。黙祷はそのあとにしました。時刻は問題ではありません。
去年の3月11日にも考えていたことを書きます。確か1年前、僕の家で購読している読売新聞は、3月に入ってから「甦れNIPPON」という特設コーナーを1面に連載し始めました(と思う)。
で、それがなんというか、3月11日を機に震災のことを思い出しましょうっていう、リマインダーみたいだなーって僕は思ったんです。
リマインダーということは、ひとびとはそういう記事がないと忘れていくってことですよね。なんかそれがこええなあ、と思いました。
J-WAVEのJam the worldっていうニュース番組では、Heart to Heart We are Oneっていう、東北を定点観測するコーナーを毎日やってるんですけど、これもいつになったら終わるんだろうなあと思うことがあります(終了を望んでいるという意味ではありません)。
ようするに、記憶が薄れていく(=風化)って怖いなあと思ったんです。で、今はそれを食い止めるように、テレビ各局特集を組んでいますが……そういえば、阪神大震災の特集とかはどういうふうにフェードアウトしていったんでしょうか。それとアメリカの9.11も。日本では、もうそんなに注目されていませんよね。でも逆に、広島・長崎に原爆が投下された時刻には、ちゃんと今もテレビで黙祷するんですよね。
いま記憶が薄れていくと述べましたが、みなさんも耳に深く刻まれているであろう、あの携帯電話が緊急地震速報を告げるバイブ・サイレン、あれが一番僕達を風化から遠ざけるのではないかな、と思ったりしました。
Another Long Night Out [日本語帯・解説付]
- アーティスト: Brian Culbertson
- 出版社/メーカー: AGATE
- 発売日: 2014/03/06
- メディア: CD
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