研ぎ澄まされた孤独

とりとめのない思考を無理に言語化した記録

ハロウィンの渋谷を見物した感想

・かつて渋谷は存在そのものが物語を持っていた。しかしいまはハロウィンみたいなコンセプトを注入しないと物語が始まらない

・ハロウィンをソフトウェアだとすると街はパソコンみたいなもの

・こういう祝祭がないと日本人はやってらんないのではないかと思った。ガス抜きとしてのフィーバー

・昔、都市においてハレとケの対比は盛り場と住宅街だった。空間的対比。今、フィーバーと定常状態がハレとケの対比に。時間的対比。というかこれがもともとのハレとケの対比。

・祭は土地に根ざすけど、フィーバーはコンセプトにもとづく。

・したがってフィーバーは条件さえ整えばどこでも成立する。大阪道頓堀とかでも賑わってるらしいし

・でもそうしてコンセプトにもとづいた祝祭は、街を絶対的なものから相対化させる

(※11月7日追記 ここら辺の「街は入れ物に過ぎずイベントによってフィーバーが発生する」っていう考えとほぼ同じことが、『商業空間は何の夢を見たか』(平凡社)の2章・南後由和『商業空間に埋蔵された「日本的広場」の行方』に書かれていた。)

スミノフ飲んでる人多すぎ。コンビニはコミケ時ポカリ並みに準備してるんだろうなと思って確認しようと思ったけどパリピが多すぎて入るのをやめた。

・路地裏でスミノフを500円で売ってる人がいて、こういう人が商売でのし上がってくんだなと思った。

道玄坂上で女の子たちが自撮りしてるところにサラリーマンが「イェーイ」ってピースしながら入ってみんなで写真撮ってるのをみて、ああ、こういうのはいいねと思った。

・音の出るおもちゃの銃を持ってる人が結構いて、街行く女の子がナンパしてくる男を蜂の巣にしていた。男は「ウワーッ」と打たれたふりをしていた。

・けっこうこういうのもいいんじゃないかな。

 

 

都市のドラマトゥルギー (河出文庫)

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シミュラークルとシミュレーション (叢書・ウニベルシタス)

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ファスト風土化する日本―郊外化とその病理 (新書y)

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遠野物語―付・遠野物語拾遺 (角川ソフィア文庫)

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商業空間は何の夢を見たか  1960~2010年代の都市と建築

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