研ぎ澄まされた孤独

とりとめのない思考を無理に言語化した記録

IZ*ONE曲紹介「Merry-Go-Round」(2020)

IZ*ONEの3枚目のミニアルバム「Oneiric Diary」(2020年6月)の4曲目。どこか懐かしい、70年代ディスコミュージック風のサウンド*1が特徴。メンバーの本田仁美が作詞を担当した。

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‎Merry-Go-Round (Japanese Version) by IZ*ONE on Apple Music

 

個人的にはIZ*ONEの楽曲の中でトップクラスに好きな曲。メロディがいいというのももちろんですが、ひいちゃんの作詞の背景を知ると、より好きになってしまいます。

 

「まず日本語で考えて、韓国語に翻訳した」「韓国語のほうが音節が少ないので、単語を多めに入れないといけなかった」「ユジンがガイドレコーディングを手伝ってくれた」……といった裏話を聞くと、聴きごたえも格段に上がるというものです。こちらの文字起こしブログから。

 

myfav-radio.net

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日本語で作詞したというエピソードに敬意を表し、僕はアルバムの最後8曲目にある日本語バージョンをよく聴きます。この曲はひいちゃんのパートから始まるのですが、日本語バージョンの「ずっと眠ってた あなたへのこの気持ち」は、韓国語バージョンと比べて明らかに声が低い。

 

ひいちゃんは日本語を話す時は韓国語を話す時よりも声が低くなる、ナチュラルな声の出し方になる傾向があるのですが(なこと一緒に放送したV LIVEでもそう言っていました)、それが曲中でも出ていてとてもいい。

 

歌詞を読むと、「桃色に染まる すべてが」「待ち合わせは夢の中」など、イイね~といいたくなるフレーズがあります。韓国語版ではどのようなニュアンスで表現されてるのかわかりませんが、これはひいちゃんのセンスでしょうね。

 

あと日本語版では「あなたのその瞳(ひとみ) まっすぐだから」といラインがあり、これも日本語版で聞いておきたい理由ですね。ユリとユジンが歌うパートなのですが、どんな気持ちなのかな……

 

作詞の背景のほかに、曲を聴けば一発でハマるメロディーもやはり最高です。ここ数年の韓国の流行と言われている「ニュートロ」(ニュー+レトロ)の流れを組む音。しかしこの曲のイントロを聴くと、「あっという間にエンディングの時間です」というひいちゃんの声が聞こえてくるんですよね……「World Get You」、終わっちゃうのさびしいですよ。

 

Oneiric Diary

Oneiric Diary

  • 発売日: 2020/06/16
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

*1:といっても、僕は70年代ディスコミュージックに詳しくない。下記を参照した。→ IZ*ONE、“今”の心境を刻み込んだ新作『Oneiric Diary(幻想日記)』 サウンドの隅々から漂う刹那的なムード https://realsound.jp/2020/06/post-572536_2.html