研ぎ澄まされた孤独

とりとめのない思考を無理に言語化した記録

短歌をやっている

とくに書くことが決まってるわけではないが、書いてみる。今日は肌寒い日だった。三連休に台風が過ぎ去り、夏の残滓を吹き飛ばしてしまったような感じがした。けれども秋らしいもの…たとえば金木犀とか紅葉とか、そういうものを感じるわけでもなく、ただ夏と秋のあいだにあるだけの空白を生きていた。

だいたい季節の変わり目というのは天気が不安定だ。雨が降って寒くなったと思ったら急に暑くなって夏日と言われたりとか…体調も崩しやすくなる。だからご自愛ください、と1年前誰かに言った覚えがある。相手の人は「天気全然安定しないですよね😂〇〇さんもお気をつけて!」と言った。僕はそれ以来しばらく体調に気をつけることにした。

短歌の歌集を読み耽っている。伊藤紺『肌に流れる透明な気持ち』、初谷むい『わたしの嫌いな桃源郷』、岡野大嗣+木下龍也『新短歌教室の歌集1』、穂村弘『ラインマーカーズ』、萩原慎一郎『滑走路』……

そして短歌を詠んでいる。高校時代の先輩と夏に会い、そこで短歌にハマっているという話をしたら、向こうから三十一文字が送られてきたのだ。いいですね、と言ったら一週間後に新作が送られてきた。それにもリアクションしたらまた送られてきた。考えた末に返歌を詠んだら、「いいねえ」となり、やりとりが続いている。いまは瀬戸夏子『はつなつみずうみ分光器』を読んでるが、この詩人の歌集読みたいなあ、この人もいいなあ、と、どんどん積読が増えていく。

中秋の名月があり、翌日から長野に一泊した。善光寺に参って、夕方ごろホテルにチェックインして休み、JRに乗った。30分ほどで姥捨山という駅に着いた。JRで行くことのできる「三大名勝駅」のうちの一つ、らしい。夜に行ったけど、もうすこし明るい時間に行ったほうがよかったかもしれない。

f:id:liefez:20220921222900j:image

名月や 雲を透かして 夜に溶ける

 

満月なんて毎月見れるし、新月は月一回かならず来る。そういうものだ。