研ぎ澄まされた孤独

とりとめのない思考を無理に言語化した記録

元気が出ないときはとりあえずメシを食え

丸の内で目的の本を買い、電車を乗り継ぎ、両国で降りる。ベックスコーヒーで抹茶フロート?を注文。席に座り、iPhoneでSafariのタブを消化する。

f:id:liefez:20240602225748j:image

店内は意外と空いていた。今日は隣の国技館で相撲をやってないのだろうか。

iPhoneをモバイルバッテリーで充電しながら、最近知ったアーティスト、Ginger rootの解説noteを読んだりした。

帰ろうと思って店外に出たら、大雨が降っていた。土砂降り。店のなかだと気付かなかった。折り畳み傘をさして帰る。ズボンのふくらはぎの部分があっという間にびしょぬれになり、肌に生地が張り付いて不快だ。まもなく靴下もずぶぬれになり、スニーカーも水没する。溺れそうな雨だった。建物の雨どいが滝のような勢いで水を放流していた。というか、雨も滝のようだった。

帰宅したのが16時ごろ。靴下とズボンは洗濯機に入れた。iPadでSafari消化のつづきをする。書店で併せ買いした『コンセプトの教科書』を読んだり、YouTubeでダークネス山本が新ブキのロングブラスターカスタムを使っている動画を見たり、1人用ロッキングチェア「Nychair X」について調べたりした。その間も雨はひたすら街を覆い尽くしていた。

やがてネット記事を読む気力も失せ、YouTubeを見て時間を浪費するのもうんざりするようになった。しかし仕事に手を付ける気はしない。

せっかく今週は仕事を一区切りつけたのに、なんでタスクが発生しているんだろう。丸の内の書店に行ったのだって、仕事のためと言えばそうだ。そんなことをせずに、休日なのだから、前から気になっていたショッピングモールに行ったりしてもよかったはずだ(結果的には、大雨に見舞われたくないから行かなくて正解だったが……)。

最近はそんなもやもやばかり抱えている。休みの日も、しなくてはならない仕事の準備が、脳のメモリを食い続けている。やりたいことをやれている気がしない。見たい映画も見れない、本も読めない。仕事は思うように運ばない。

俺はどうすればいいんだ?

前進している感覚がない。

各界で同年代のクリエーターが活躍していたり、社内で同年代の人が成果を挙げているのを見ると、自分はいったい何をしているんだろうと悔しくなる。彼らに匹敵する何かを自分は成し遂げられていない。挽回するためには休みの日も自己研鑽すべきな気がする。だから休日も仕事に手をつけて月曜日に快調なスタートダッシュを切ろう、と思うのだが、土曜日が過ぎ去り、日曜日も秒で夕方に至る。こうなるともう仕事のことを考えるのが嫌になる。逃げる。逃げるのだが、その間に月曜日は避けがたく近づいてくる。それでああ、もうダメだ、となる。

以上が日曜日の夜の僕の気持ちだが、この不安をうっすら伸ばしたものが平日も毎日去来している、というのが最近の僕の置かれた状況である。

昨日Amazonから届いた『ちいかわ お友だちとのつき合いかた』を開く。発売直後から超話題になった本だ。

大事なことばかり書かれている。後半になるにつれ、ドッグイヤー(ページの端っこを折るやつ)を付けまくっていた。「ほかの人とくらべずに、前の自分とくらべてみよう」「自分のいいところを書き出してみよう」……こんな大事なことがちいかわのイラストとともに伝えられていることに、なぜか恥ずかしい気持ちがした。こんなに大切なワークを小学生が実践するのか。俺が29年生きてもなかなか実践できていないことを…

19時ごろ、やる気が出ないのはおなかが空いているからに違いない、と仮説を立て、とりあえずご飯を食べることにした。大雨すぎて買い出しには行けないから、鯖水煮缶とニンニクを使ってパスタをつくった。昨日のみそ汁の余りと一緒に食べた。おなかいっぱいになった。やはり鯖缶って一人前ではないよな。二人前あると思う。

で、溜まっている新聞を2週間分、一気に読んだ。そしてこうやって、3ヶ月ぶりにブログを書き上げた。やはり食べるとエネルギーが湧くね。

まー今週もほどほどに頑張るか。