研ぎ澄まされた孤独

とりとめのない思考を無理に言語化した記録

紫色のお姉さんについて

こんばんわ。 「『本の感想を2日に1回ぐらいのペースで書きます』と言ってから5日が経ちました。それがこのザマです」と言ってから12日が経ちました。それがこのザマです。 しばらく本をゆっくり読むことはしばらくできません。それができるようになるの…

文学って読む必要あるのか?

1つ1つの仕事のメールで落ち込んだりしてはいけない。全体として仕事が成功すれば、全体としてプラスならばいい。個別の小さなマイナスを気にしてはいけない。 なぜ小さなマイナスを気にしてしまうのか。痛いからだ。小さな傷跡に驚いてしまうからだ。繊細…

最近読んだ本の感想5冊

「2日に1回ぐらいのペースで本の感想を書いていく。」などという宣言から5日が経過した。それがこのざまである。 本は読んでいるんだが、書くのがめんどくさい。果てしなくやる気がない。頭のなかで本についてあれこれ考えたりシャワーを浴びている時に独…

感想『まぼろしの郊外』

宮台真司の『まぼろしの郊外』(1997年)。僕は2年前に『制服少女たちの選択』(1994年)、昨年に『終わりなき日常を生きろ』(1995年)を読んだが、内容的にはだいたい同じ。だがこの本が一番網羅的かつわかりやすかったと思う。 まず第一部は…

感想『日本近代文学の起源』『趣都の誕生』

今日から2日に1回ぐらいのペースで、本の感想を書いていく。なぜか。理由は2つある。 ひとつは、読書のモチベを上げるためだ。いま、僕はかつてないほどに危機感をもっている。それは、本を読まねばならないという危機感だ。前から僕には教養コンプレック…

平行世界の偶然性――『orange』について

佐々木敦の『未知との遭遇』を読んでいるんですが面白いです。まず最初の「ビギナーの憂鬱」からして自分が考えていることと完全一致しましたからね。 ネットとその検索というシステムによって、あらゆる情報がアーカイブされ整理された時代、なにか新しい趣…

ハロウィンの渋谷を見物した感想

・かつて渋谷は存在そのものが物語を持っていた。しかしいまはハロウィンみたいなコンセプトを注入しないと物語が始まらない ・ハロウィンをソフトウェアだとすると街はパソコンみたいなもの ・こういう祝祭がないと日本人はやってらんないのではないかと思…

出版就職活動日記(6月~終わり)

6月3日 ○○○研究所のGD&1次面接。豊洲には開始時刻の2時間前に来ていて、周囲をぶらついていた。しかし大変なことに、13時開始だというのに僕は13時半開始だと勘違いしていた。それに気づいたのは12時55分ぐらいのことだった。よく気づいたもの…

出版就職活動日記(5月)

5月5日 昨日からジョナサンで徹夜で集○社と○○○研究所のESを書いていた。朝5時に帰宅し、シャワーを浴び、大学の図書館に行って下書きの続きをする。全く寝ていないのできつい。友達と会い、飯を食い、まったく回っていない頭で話をする。 そうこうしてい…

出版就職活動日記(4月)

4月1日 中目黒にある某芸能事務所の説明会に参加。芸能には興味ないけど、視野を広げるために一応。興味が無いので、途中で寝てしまった。質問の時間があり、学生は頼まれてもないのに自分の大学名と氏名を言ってから質問をしていた。どれも聞いたことのな…

『読んでいない本について堂々と語る方法』の感想

ピエール・バイヤールの主張は明快だ。「本は通読する必要はない。むしろ場合によっては、読まないほうがいいこともある」 読んでいない本について堂々と語る方法 (ちくま学芸文庫) 作者: ピエールバイヤール,Pierre Bayard,大浦康介 出版社/メーカー: 筑摩…