タイトルのまんまです。これまで「いやーみんなダンスそろっててキレキレですごいな！」ぐらいの感想しか言えてなかった自分がちょっぴり変わります。ダンスをやっている人の視点からみたIZ*ONEの話は大変興味深いですし、何よりメンバーのダンスにかける想いが分かってくるので、なんというか……とても嬉しくなります。
以下、2名のYoutuberをご紹介します。
12人のフォーメーションの「意味」を理解する
こちらの動画をご覧ください。
最高傑作で歴史を塗り替える！IZ*ONEのPanoramaを徹底解説！
ダンサーのARATAさんによる「Panorama」Dance Practice動画の解説。この人、別の動画で「12人という大所帯をどうやってうまく見せていこうかというところのクリエイティブが半端ない」と言っています。まさにそこなんですよね、僕が知りたかったのは。
あのフォーメーションはすごく考えられて作られているはず。よくYoutubeに上がっている、躍動的なカメラワークのライブ動画やチッケムではなく、全体を映した固定カメラ*1の動画を見るといつも感動します。「あ、このタイミングでこのユニットが後ろからせり出してくるのね」、みたいな。で、さらに「それはなぜそういう見せ方にしているのか？」といった、フォーメーションの意味が気になりますよね。それを解説してくれています。
とくに「7人のメンバーがいつの間にか自然にしゃがみ、他の立った状態の5名がピラミッド状になって目立つ。フォーメーション移動していないのに動きがあるように見える」という指摘は瞠目しました。「なるほどおおお！」って。いやこれはすごいですね。振付を考えた人が。なんでこういうの思いつくんですかね？ ダンスの知見ってどういうふうに継承されていくんですか？
奈子がセンターで踊ってるときに周りのメンバーがリンクして踊っているとか、ひいちゃんがセンターで踊ってるときに後ろのメンバーが左から順にリンクして踊っているとか、言われるまで気づかなかったですからね。たんに僕がアホなだけですが。 しかしそれを指摘されたときの感動ですよ。この動画はかなり勉強になりましたね。
「なぜこの振付は美しく見えるのか？」
続いてこちらの動画をご覧ください。
IZ*ONE 아이즈원'Sequence' Dance Practice【DANCE ANALYSIS】
ダンサーのKIYOTOMOさんによる、「Sequence」Dance Practice動画の解説。イントロの「キック」のシーンからダンサー目線の鋭い解説が加えられています。「ユジンは体を斜めに反らせてから蹴る」「ウンビはヘッドロールしてカッコよく蹴る」「イェナは胸を張って体全体で打つ感じ」と、僕のようなド素人がぼんやり見てるだけではまったく気づかなかった、個々のメンバーのクセや工夫をことごとく解説してくれます。
「One reeler/Act 4」のカムバックでは、僕はとくにユリのダンスがめちゃくちゃキレイになったなと感じていたのですが、それが何に起因しているのかまったくわからなかった。ただなんとなくキレイになったな、ダンスのキレがすごいなぐらいにしか思っていなかった。しかしこの動画でその理由を、ユリのダンスがなぜキレイに見えるのかという理由を、パーフェクトに言語化されてしまった。そうか、肩で顎を隠すような仕草か……みたいな。
「なんとなく」の原因がクリアになったという気持ちよさと同時に、そうか、こういう「キレイに見せるための細かい工夫」の積み重ねが見る側の感情に無意識に影響しているんだ、と納得し、その努力に感動してしまう。一体何回、鏡の前で練習してきたんだ……
こうしたダンス解説動画を見ることによって、僕のIZ*ONEを見る視点も変わりました。たとえば、ライブ動画を見ている時に「あっ、チェウォン、いまのその腕の伸ばし方イイ！ めっちゃキレイ！」みたいな具体的な褒め方をするようになります。先週の「ONE, THE STORY」のときも一人でPCの前でそんなことばかり言っていました。
上記の2名は上掲の動画以外にもIZ*ONEのダンスについていろいろな解説動画を出されています。見てみてはいかがでしょうか？
*1:この「固定カメラ」、「チッケム」のように何か名前がついていたはずなのですが忘れた。
