すべてのエンディングをみたので、それぞれ攻略した順にコメントしていこうかと。
トゥルールートをクリアしたのを前提に書いていくので、少しでもEver17に興味がある方はまずこのページを消して、まずゲームをプレイしてください(本気)
ネタバレなしのレビューも書いたので、参考にしていただければ。
では何回か改行してから書きますね。
優グッドエンド
なぜか一番最初に少年視点で始めてしまう。つぐみ空優沙羅の順番がおすすめと知ったのは、これをクリアした後でした。そのおかげで、クリア後は謎だらけで結構恐怖さえ感じました。HIMMELは何なの?ココはどうしちゃったの?優の両親は?そして……生体反応:1って!?
優は可愛かったですね。ぶっちゃけ沙羅と優で優を先に選んだのは「声が可愛かったから」なんです。まあ、沙羅ルートは結構物語の根幹に関わる設定が明らかになるんで、感覚で選んでよかったのかな、と。
第三視点のお話はとても興味深かったですね。目は両目を使うことで、立体を知覚できるとか。CGを用いた説明とか、かっこよかったです。そういえば、サインペンをキャップに挿入(意味深)するシーンは笑わせてもらいました。
キスのあとの、少年の「約束だ」っていう台詞はぐっときました。でも、あれ少年ってこんなキャラなのか?冒頭の立ち絵からは想像できんな……とか思ってました。こういうちょっとした違和感は持ってたのに、推理できなかったとは……
ココ編クリア後のエピローグではふつーにいちゃいちゃしてて仲睦まじかったです。しかし大学生にもなってあんなショタっぽいしゃべり方するホクトェ……彼は武パパと優秋の両方に甘えてばっかでうらやましい限りですな()
つぐみ&空バッドエンド
IBFに下降する際の選択肢でバッド/グッドの分岐が発生。攻略サイトは見ずにやってたら、だいぶ凄惨なことになってしまった()
ていうかヒンメルに入れるなんて思ってませんでしたね。トゥルールートでようやく扉が開くと思ってたんですけど。でも、少年視点では入れず武視点では入れるというのも実は伏線だった、と……
ティーフブラウにみんなが続々と感染していく様子は、なんかの映画でありそうな恐ろしい結末でした。そして優春が死に際に武に告白して……というのは涙こそ出ませんでしたがつらかったです。悲しかったです。
このあと絶望的な表情で攻略サイトを検索したことを覚えています()
つぐみグッドエンド
IBF下降前の選択肢をミスらなければいいだけだったので、やり直しはホント楽でした()ティーフブラウウィルスに対し、つぐみのキュレイウィルスから抽出したワクチンを注射する、という新展開に。
しかしこれも最後は結局バッドエンドっぽいんですよね……「生きている限り、生きろ」というメッセージは最近観た「スカイ・クロラ」とも通じるものがあって、いろいろ考えました。容易には肯定できない主張だと思います。それはともかく、まさかタクシーの中でアルキメデスの原理を持ち出すとは……こういう、ラストで効いてくる伏線回収は大好きです。ちなみに僕はアルキメデスの原理を学校で習わなかったのでこのゲームは本当に勉強になりました()
つぐみはCGだけじゃなく立ち絵も結構かわいいのが多いですよね。最初あの服装は美少女ゲームにありそうな私立高校の制服だと思ってたんですが、やっぱ紫外線対策の私服なんですかね。っていうかそもそも高校生じゃなかったという。24歳……でしたっけ……
僕はチャミ救出後のCGが好きです。潜水51メートル往復ってのがマジ信じられなくて「おいおい」って感じだったのですが、あのつぐみの笑顔で僕も笑顔になってしまいました。頬を赤くして睨んでくるのもいいですよね。チャミになりたい。いや、ゴンドラで握りつぶされるからやっぱりいい。
空グッドエンド
初登場シーンの喋り方や服装で、「あれもしかしてこの人ホログラムとかかな?」って何となく思ってたたら本当にそうでした。「ジュース飲む?」「私、喉乾いてないです」みたいなところでほぼ確信に変わってたんですけどね。
一番好きな女の子かもしれません。声が本当に好きなんです。「倉成さん」って呼ばれる度になんだか僕の心がアツくなりました。全然違う苗字なのに。
気になったシーンは……全てですね。CGとか関係なく、空のボイスが流れる度にとろ~んとしてました。
でもやっぱり、「私は偏在しています」の説明のところとかはEver17の世界を暗示していて記憶に残っています。
あとはタツタサンドの売店に隠れる空……みつかっちゃった、とおどけるのが可愛かったです。ギャル語を使ってココを泣かせる空……声と台詞のギャップが面白かったです。メイクをしてもらう空……ガラス越しに手の温もりを感じる……ここが空ルートの一番の見せ場だと僕は思います。ホログラムには触れられない。でもガラスを通して、確かに伝わってくる。そして最後、ヒンメルで5月7日を迎えて……って、結局バッドエンドじゃないですかー……
でもこのエンディングには泣かされました。AIに恋するっていうの、涙腺を刺激されてしまいました。結構ありがちな設定なのかもしれないですけど、僕はこういうの初めてかもしれません。
目をつぶっても、抱きしめてるから、空はそこにいる。空は……本当に好きなキャラクターです。
沙羅バッドエンド
非常階段から戻るときの選択肢でグッド/バッド分岐。確か最初ドリットシュトックを選んで、それでバッドエンドになったのだと思います。あんなに水泳の練習したのに……「もう動けないよ……お兄ちゃん……」という台詞でもう顔を覆うしかありませんでした。
失意の中攻略サイトを見ると、どうやらツヴァイトシュトックを選択することでグッドエンドに行けると。僕はすぐにクイックロードでやり直しました。
沙羅グッドエンド
なんとふつうに泳いで脱出するというエンディングに。えっ!そんなん可能なのかよ……と思いました。もしかしてこれも希望があるように見せかけてバッドエンドなのでは?と疑ったりしましたが、エピローグで生存が確認。なんだかいままでお姉さんっぽかった沙羅が完全にあまえんぼ妹と化し、仲睦まじい関係でした。
しかし武視点をクリアした僕は、少年ってこんな勇ましいキャラだったっけ……?(2回目)と考えてました。よく見るとLeMUから脱出するときのCG、ちゃんとホクトが描かれてるっぽいんですよね。ビミョーにわからないかもですけど。
このルートでは少年(ホクト)と沙羅の血縁関係とつらい過去が明らかになり、トゥルールートへの布石が打たれています。同時に、このEver17を推理する鍵が出揃うルートでもあります。まあ、僕は視点による時系列の違いすら推理できてなかったんですけどね()
沙羅は……なんかあんまり攻略キャラクターって感じがしないですよね。妹だし……CGは総じて可愛かったと思います。ただこのルート、少年の回想がいちいち怖いんですよね。ホログラムペンダントの謎とかも、不思議というより怖かったです。
ココ編
僕は武視点で挑んだんですが、結局途中から少年視点でも変わんないみたいですね。
さて、こまかい考察は次回書くとしてココの話をしましょう。コメッチョ!
モノローグで存在は認識していましたが、最初にやった優編でまるで幽霊のようにココが出てくるのは怖かったです。最後ヒンメルにすうっと透けていくのとかも、ホラーですよ。でもあれって、ああいう意味だったんですね。IBFにいるよ、助けて……っていう。
こういう電波系って全然好きじゃなかったんですけど、物語を進めていくうちに慣れてきました。っていうかココ可愛いですからね。さすがにボイス全部聞くのは疲れるんで適宜飛ばしてましたけど、あの首筋をくすぐるような高音、嫌いじゃないです。
まあ……ココはそういう感じですかね。正直、答え合わせのためのキャラって感じはしなくもないです。最後ブリック・ヴィンケル(B.W)すなわち僕はココにお兄ちゃんと呼ばれてしまうわけですが、沙羅で間に合ってるし……みたいな。ひどいこと言っちゃったかな。
まあそんなわけで、各ルートの感想はこんなかんじです。真相について語るにはちょっと気力が足りないので、改めてまとめます。
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その後書いた文章。当ブログで一番読まれている記事で、みなさん検索してたどり着いてくださるようです。
2017年の5月1日(ゲームの舞台となる日)に書いた思い出。プレイから3年ぐらい経ち、この作品の優れている点をよりちゃんと適切に言語化できていると思います(それでもまだ言葉足らずですが)。