研ぎ澄まされた孤独

とりとめのない思考を無理に言語化した記録

ベイビードライバー

特に書くことはないんだが、いやあるといえばあるというかむしろ書くことはどっさりあるんだが、平日にブログを書くというのは結構大変だ。仕事がだるい。

最近はネットで公開のブログを書くのよりも、フィルマークスという映画好きのSNS(id:1iefez)で映画のレビューを書いたり、普通の紙のノートに日記を書いたりしている。

その2つで書いたことなのだが、「ベイビー・ドライバー」という映画がいまとんでもなくアツい。幼少期の事故による耳鳴りを消すためにつねにiPodで音楽を聴き続けているプロの逃し屋(銀行強盗の犯人を乗せて警察から逃げる)の青年の話。カーチェイス版ララランドとか呼ばれている。

スクリーン数がとても少なく、都内では新宿バルト9と品川Tジョイとあとどっかでしかやってない。ありえない。こんなに面白い映画が、なぜ……しかし会社というのはそういうもので、監督の過去作の実績とか、出演者の知名度とか、そういうものでリリースの規模を決めてしまう。コンテンツの内容は見向きもされないのだ。だから外国の映画をこっちで公開するときは、映画と何の関係もない芸能人をくっつけるのだ。例えば最近では乃木坂だかなんだかがワンダーウーマンの応援隊とかになったらしいが、あれもワンダーウーマンの売れる理由というのがよくわからん配給会社がなんとか売れる理由を無理やり作るために乃木坂という日本で知名度のあるグループを巻き込んで来たのだ。ようするにコンテンツの中身をよくみてその良さを宣伝する、という考えがない。わかりやすいモノに固着している。

そんななか、「ベイビー・ドライバー」はくだらん芸人を呼ぶクソリリイベなどもなく、口コミで広がっている感があり、たいへんすばらしい。というか、見ればわかるのだが、これは人に勧めたくなるわ。本当に面白いんだもん。僕はあまりにも「ベイビー・ドライバー」が素晴らしかったのでこないだ飲み会でその話をし続けていたら「じゃあ観に行こう」ということになりそのまま先輩後輩6名を引き連れてレイトショーに行った。みな大変面白かったと言ってくれた。つまりはそういう映画なのだ。