研ぎ澄まされた孤独

とりとめのない思考を無理に言語化した記録

【参戦レポ】中トロラジオBARに行ってきた!

11月25日(土)に西日暮里・屋上で行われた、ポッドキャスト「中トロラジオ」のイベント「中トロラジオBAR」に参加しました。

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イベントは「DRY」「and」「SWEET」の3部制。僕は16時開演の「and」に当選しました。

 

 

会場まで

・15時半すぎに西日暮里駅に降り立ち、Googleマップを頼りに向かう。ほんとうにこっちの方向で合っているのか……? と訝しみながら歩く。

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・少し寒いので早歩きになる。今日の格好は、去年のイベント「飛び出す中トロラジオ」で購入したTシャツの上に厚めのジャケット。このTシャツは普段着としてかなり着ており、けっこう首の部分がヨレてきた(オーバーサイズめなのもある)ため、背中の生地をグッと下に引っ張ることで、ヨレて見えるのを回避した。

・コロナが流行り始めた時だっただろうか、中トロラジオを聴き始めた時に、バックナンバーをざーっと聞いていた時期があった。で、その中に「計画していた公開収録を中止します」という話をしている回があったのだが、たしかその時の会場が西日暮里の屋上だと言っていた。だからあの時以来、やっとここでイベントができたんだなーと。

・八百屋さんなどが並ぶいい感じの通りから一つ曲がったところにおしゃれな建物があり、スタッフさんらしき女性2人が立っていたため、ここが会場だなと悟った。近づくと、スーツを着たトロニーさんが建物の中から出て来てスタッフさんに「中西って見ました?」と聞いていた。慌ただしい感じ。スタッフの方にこんにちは〜と挨拶して入る。

・ゴールデン街のバーのようなこぢんまりとした空間だった。バーカウンターには3、4人しか座れない。そのほかテーブルを囲むようにして7、8人ぐらい座れる、ぐらいの空間。

・バーカウンターでスタッフの方に1000円払って、ワンドリンクを注文する。メニューには「おいしいウイスキー(700円)」と「ちょっと高めのウイスキー(800円)」などがあり(名前と値段はうろ覚え)、後者のソーダ割りを注文する。1000円にドリンク代含まれてるんだから高いほうがお得……だよね。

・席はもうほとんど埋まっていて、ひとつ空いていたテーブル周りのステージ側の席に座った。周りの方達はすでに社交を始めていて、談笑している。2年生になってからサークルに入った人みたいな気持ちになりつつ、ハイボールを少し飲んだ。

 

開演!

・蝶ネクタイにスリーピーススーツを着たお二人が入場。拍手〜

・直後、中西さんはまさかのトイレに! トロニーさん、1人で場を回す。はにかみながら、「"DRY and SWEET"ということで、大人ならでは酸いも甘いも噛み分けるようなイベントに〜」と良さそうな口上を述べていたのに、途中で「中西がいなくて不安だな」と素直に弱いところを隠さない姿がよかった。

・過去回で、中西さんが「トロニーがメガネを変えて髭を生やしたせいでビジュが新海誠に似てきた」と言っているのを思い出した。たしかに……肌がきれいで若々しい新海誠に見える

・中西さんが戻って来て、手元のmacを操作。画面が壁にプロジェクションされていて、配信ソフトの画面が映っているのだが、三本指スワイプジェスチャーによってLINEの画面が投影。前回のイベントでもこんな一幕があったような……トロニーさん、すかさず「前のイベントでも同じことやってたよ」とツッコミ。

・2人ともスーツに蝶ネクタイでビシッと決めているのだが、トロニーさんが「いや〜改めまして中トロラジオです」と言った瞬間だけ、その服装のせいか、漫才コンビみたいに見えてしまった。笑

・最初のトークテーマは「最近まだ大人になれていないな〜と思ったこと」。事前にリスナーから集めたアンケートの回答を集めたスプレッドシートが表示される。

・中西さんは、会社の飲み会でお調子者の面白い人と一緒の席になり、その人を見ていて落ち込んだという。わかる……自分はなんてつまらないヤツなんだと勝手に卑下してしまうというか。。飲み会だけでなくあらゆる場面でそういうことを思ってしまうことがあるな〜

・アンケートの回答が紹介されていく。ゆっぴー、ゆのべ、など錚々たるレジェンドの名前もあり、「この空間にいる……だと……?」となってしまう。

・詩人の先輩に電話で助けられた、というエピソードがすごかった。助け方がうまい、というか、人を助ける余裕があるというか……大人!

 

中トロラジオBARへ…

・お二人がバーカウンターの中に入り、リスナーの悩みを聞くコーナー。

・親の持ち家の扱いをどうするかというお悩み。トロニーさんは、ご両親が家を建てたので人ごとではないなと。中西さんも、名古屋の実家は持ち家なので相続したらどうしよう、と。

・中西さんが改築してairbに出すかなという話をしている時に、こちらを見て「中トロTシャツありがとうございます!」と言われた。まさかイベント中に指摘されるとは思わなかったのでうれしかった。

・お悩みにぴったりのカクテルを作る。中西さんがシェイカーを振る時に、トロニーさんが「シャッターチャンスですよみなさん」と煽る。中西さんは目をつぶり集中した面持ちで、顔の横でシェイカーを振った。激しくシャカシャカするというよりも穏やかに上下させる感じが、優しいバーテンダーという様子でよかった。

・続いて、自分が心の中で思ったことと違うことを言ってしまうというお悩み。中西さんが後ろの方で器具の片付け? をされていて、トロニーさんが聞き役に。

・途中でスタッフの方がバーカウンターに入ってきて、トロニーさんの脇にある食器を取りに来たり、トロニーさんが足元にある物品を取ってスタッフさんに渡したりしていた(ような気がした)のだが、そうしたモーションの間も相談者さんへの相槌を欠かさず、合間に短いリアクションも織り交ぜていて、傾聴していますよというメッセージを発しつづけているのがすごくよかった。こういう大人でありたい。

・中西さんの話。夢遊東京のちよださんが、就活の面接で答えに窮した時は「1分ください」と言っていたのだそう。中西さんもトロニーさんもその作戦で行ったことがあると。

・自分は、質問に対しすぐに答えること、つまり素早く打ち返すことが高得点につながると思っていたので、それは意外だった。だが考え直してみれば、即答で浅い回答をする人よりは、1分考えて深い答えをする人のほうが圧倒的に信頼できるな……

・カクテルづくり。細かいところ失念してしまったので配信を見返すと、ブルーキュラソーをベースにしたカクテルをつくっていた。何かの音に耳を澄ませるような表情でシェイクする中西さん。

・トロニーさんが「何が聞こえた?」と聞くと、「沈黙が聞こえた」。中西さん、こういう撞着語法というか、ハッとする一言たまに出るなーと思う。過去回で、何かについて話している時に中西さんが「家族という名の孤独」って言っててそのワードがすごく残っているのを思い出した。

 

理想の大人の1日を考えよう!

・理想の1日と最悪の1日を、パワポのタイムライン上にマッピングしていくコーナー。残り時間が短いので駆け足で進む。

・中西さん、最悪の1日として、「起床」が日中ずっと続く日を提案。そして、夕方からYoutubeShorts。うわー。だがある意味「理想」というか、こういう1日を過ごしたいという気持ちもある。

・観客からアイデアを募る。リスナーの発言に対して、中西さんが「それ!」と指をさして喜ぶ、白熱教室。

・最後はスパ銭でフィニッシュ! 理想の1日だな〜。

 

エンディング!

・グッズの告知。カセットテープだけでなく、ZINEも販売しているとのこと。さらにSUZURIでトロニーさんが書いたイラストをあしらったグッズも販売しているとのこと。すごい展開。

・終了後、中西さんから中トロラジオBARのオリジナルコースターが手渡しで配られた。すでにワンドリンクを注文した際に1枚もらっているのだが、2枚ももらっちゃっていいのかな(伏線)

・カウンターでグッズを購入している時、ある方に話しかけられた。なんと、以前、中トロラジオと無関係のまったく別の機会で一度お会いしたことのある方だった。その時に僕が「中トロラジオっていうポッドキャストが面白くて〜」と話したことがきっかけでリスナーになったとのこと。ええー! 

・人におすすめした番組を聞いてもらえて好きになってもらえたことが、素直に喜ばしかった。し、イベントで再会したのはものすごい偶然だった。

・中トロのお二人といっしょに記念写真を撮る人が何人かいて、アフターもわきあいあいとしたムードだった。

・帰り際にお二人にご挨拶したのだが、「お話ありがとうございました」となにかのセミナーか講演のあとみたいな話しかけ方になってしまった。でもそれ以外なんて話を切り出せばいいのか今もわかんない‥‥

・中トロTシャツいつも着てます! ということをお伝えした。

 

その後

・さきほど話しかけてくれた方と、西日暮里駅前の喫茶店で感想会をした。その時、中西さんからもらったコースターの裏にメッセージが書いてあるということを言われ、裏返してみたらほんとうにそうだった。まったく気づいてなかった。ここで言われなかったらずっと気づかないままだったかも。鈍臭すぎる。

・去年のイベントの時も、帰り際に中西さんトロニーさんからポストカードを手渡しでもらって、そこにお二人のメッセージが書かれていた。ていねいなファンサだな〜

・斜向かいのテーブルに新しいお客さんが座ったのだが、その方がカバンから中トロラジオBARで売ってたZINEを取り出して読み始めた。リスナーの人だ……めちゃくちゃ偶然。

・帰り際、その方と待ち合わせしていたもう1人のリスナーの方(「SWEET」に参加されていたらしい)も交えて少しだけお話しした。同業種の方らしく、スモールワールドという感もあった。「お二人のお知り合い以外で聞いてる方もいらっしゃるんですね!」とおっしゃっていた。笑

・あれから1週間、注文したカセットプレーヤーが届いた。まず、1年間しまっておいたままだった「飛び出す中トロラジオ」のカセットを聴いた。

・有料コンテンツゆえあまり触れないけれど、オフの時間の2人のゆるい雰囲気が出ていてよかった。喋るモードじゃないときの、沈黙も許容するゆったりした感じがテープに吹き込まれていた。

・つづいて「中トロラジオBAR」のカセットも聴いた。お二人の幼少期〜小学生時代の話。ベランダで日向ぼっこしながら、A面B面合わせて40分、聴いた。

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・幼少期とか小学生の記憶ってあんまりないんだよな。思い出そうとするとすぐ嫌な記憶が蘇ってくるから、積極的に思い出そうとしないように規制をかけている。でもちゃんと向き合ってみれば、たぶん、楽しかったことや面白かったこともあったような気がする。

・ネガティブなことではなくポジティブなことを積極的に思い出し、残す、というのが大事ということにここ数週間気付きつつあるので、それをできたらいいなあ、などと思った。

・ステッカーは最近買ったばかりのmacに貼ってみた。これを見るたびに、上記の気づきを思い出す……ことができるように努力します。

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昨年の「飛び出す中トロラジオ」のレポはこちら。

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