IZ*ONEの4枚目のミニアルバム「One-reeler/Act Ⅳ」(2020年12月)の6曲目、ラストナンバー。チェウォンが作詞・作曲に関わる。
"ゆっくりと瞳に焼きつけたいんです。"
Slow Journey by IZ*ONE on Apple Music
アコギを中心としたゆったりとしたサウンドとともに、柔らかく伸びやかに歌い上げるのが特徴。タイトルは「ゆっくり旅行しよう」と訳す人もいます。ナイスな訳ですね。僕はちょっと変えて「ゆっくり旅しよう」と訳したいかな。
タイトルの通り、焦らずゆっくり行こうよというメッセージの歌詞*1。IZ*ONE解散までの残り4ヶ月を目に焼きつけたいという想いが込められていると言われています。この歌詞が「とてもチェウォンらしい」とメンバーから評判です。
「チェウォンさんの曲だと考えずに聞いてもチェウォンさんの歌っぽくないですか? 歌詞がとくに、『〜あります』としっかり敬語を使ってるのが本当にチェウォンさんらしいと、メンバーたちみんな思いました」(アン・ユジン)
ENOZI cam EP.85では「Slow Journey」のレコーディングの様子がまとめられています。ユジンの発言は14:14あたりから。
「〜いっそよ〜」というところですね。歌詞を見ると「時間に追われることもあるでしょう」「ゆっくり時間をかけて一つずつ瞳に焼きつけたいんです」など、たしかに言われてみればチェウォンらしいひたむきな「雰囲気」「言い方」のようにも思います。まあ、一緒に暮らしてるメンバーほどはチェウォンの性格をわかってるわけではないですが……
ところでこの曲、「ぬーりーげ、ふろがぬしがね、Hoo(ゆっくり、流れていく時間に、Hoo)」という歌詞が3回出てきます。可愛らしくて暖かみのあるラインですよね。それぞれなこ、ひいちゃん、ウォニョンが歌ってるのですが、3人の共通点はなんでしょう? 僕は、「甘い声」だと思うんですよね。たぶんチェウォンは、「ここはこの3人の声が合ってる」と思って歌ってもらったのではないでしょうか(チェウォンが割り振ったのかはわかりませんが)。
IZ*ONEのメンバーはみんな個性がある。だからこそ、それぞれのパートでそれぞれの歌い方をすることで、素晴らしい曲になる。個人的には、夕暮れの公園で歌っているイメージですね。12人のメンバーが、ブランコこいだりして……(違うか)
*1:韓国語がわからないので、歌詞はこちらのブログを参考にしました。【IZ*ONE】느린 여행(Slowly Journey)【歌詞/和訳/パート別】 - kpop_jp