研ぎ澄まされた孤独

とりとめのない思考を無理に言語化した記録

IZ*ONE曲紹介「EYES」(2020)

IZ*ONEのファーストフルアルバム「BLOOM*IZ」(2020年2月)の1曲目。静かなイントロから徐々に盛り上がっていき、疾走感のあるサビで一気に引き込まれる、まさに導入に相応しいナンバーです。

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‎EYES by IZ*ONE on Apple Music

 

このアルバムは、IZ*ONEの起源であるオーディション番組「Produce48」での不正発覚に伴う約3ヶ月の活動休止期間を乗り越えてリリースされました。メインは2曲目「FIESTA」ですが、「EYES」もかなりカッコいい。

 

冒頭からチェウォンのソロで「Eyes on me(わたしを見て)」という歌詞が歌われますが*1、このフレーズはこの後もサビで数回繰り返されます。とくに2分23秒あたり、ユリの伸びやかなバックボーカルに「Eyes! on! me! yeah!」とコーラスを重ねるところなんて、ライブでめちゃくちゃ盛り上がりそう。

 

ですがこの曲、ステージでパフォーマンスされたことは、おそらくないんですよね。コンサート一発目にも相応しい歌詞だと思うのですが……僕の勝手な考えですが、この曲、振り付けを作りづらいような気がするんですよね。セトリに入れるなら一曲目だけど、コンサートでやるなら最初から目を引くようなダンスがなければならない。でも「EYES」はダンスより歌い上げる方に力点を置いた作品という感じがします。

 

それから「Eyes on me」というメッセージがやや自己完結気味なのかな。ファンが「Eyes! on! me! yeah!」って合わせて叫ぶのもよく考えたらちょっと視点が逆転してるような気もしてきた。アレはステージに立ってる側の叫びですからね。

 

それはともかく、「はいはいイントロ曲ね」みたいな流し聞きは許されない、クオリティの高い曲であることは断言できます。とくに、(最初も言いましたが)「Tonight night crazy」というバースでスイッチが切り替わったようにして駆け上がっていくような疾走感がたまらない。活動休止期間中の沈んだ空気を振り切るようなスタートダッシュを感じさせられます。

 

このあとすぐかかる「FIESTA」への最高のイントロでありながら、メイン曲を食いかねない勢いの名曲だと思います。気づけば「FIESTA」よりも再生回数が多くなっているような……(汗)

 

BLOOM*IZ

BLOOM*IZ

  • 発売日: 2020/02/18
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

*1:歌詞はこちらのブログを拝読しました。https://pezz2.hatenablog.com/entry/2021/01/02/211626