これから空気が澄んで夜景がキレイに見れる季節に突入するわけだが、東京で一番いい夜景が見れる場所を教えよう。六本木ヒルズ森タワーにある屋外展望台・スカイデッキである。
2年前に撮った写真
ここに行くには、屋内展望台入場料1800円に加えスカイデッキ入場料が500円、計2300円もかかる。それだけならまだいい。問題は待ち時間だ。土日の夜に行こうとするものなら1,2時間はざら、さらに屋内展望台と同じフロアで行われている展示会の人気によっては3時間待ちなどもあり得る。そんなに待ってたら人生が終わってしまう。
そこで年間フリーパスを紹介したい。6000円で一年間屋内展望台とスカイデッキに入り放題、しかも行列に並ぶことなく優先レーンを通過できる。僕は2年前にこれを購入し、一年間で10回ぐらい行った。そのうち一回は仕事で人を連れて行った。同伴者は5名まで300円引き、しかも全員優先レーンを使えるので、これ一枚持ってるだけでレジャーの予定も立てやすくなることだろう。
こんなカード(2種類から選べる)
買い方を説明する。まず、森アートナントカと書かれた階段を見つける。これは六本木ヒルズに行けば人が多いのですぐ見つかる。近くにTOHOシネマズへの階段もある。ここの3階に受付があるので、登って向かう。スタッフに話しかけられたら「年間パスポートを購入したいんです」と言えばよい。
ここから入る
2年前はそれで通ったのだが、この日は嵐のリーダーの展示会が行われていたため(今も会期続いてるのかな?)スタッフがたくさんいた。
「年間パスポートを購入したいのですが、並ばなければならないでしょうか?」
「うーんっと、そうですねお並びいただけますか?」
その必要はないはずなので、一度別の階段で1階に降り、そこにいるスタッフの人に話しかけたら「どうぞエレベーターで3階にお進みください」とのこと。2階はご覧の通り人でごった返しておりスタッフも余裕がなさそうだった。
さて、3階に登ったら人がつづら折りになって並んでいるのとは別に、インフォメーションセンターみたいなのがある。そこに行って「年間パスポートを購入したいんですが」と言えばよい。あとは言われたとおりにすれば、初回の購入時から列に並ぶことなく展望台に行くことができる。
一応言っておくと、スキップできるのはチケット購入の列だけだ。別途エレベーター待ちの列があるので、それには並ぶ必要がある。とはいえそれは大した待ち時間ではない。お金に余裕があり多忙を極める人であれば、一年間に何回も行く予定がなかったとしても、年パスを購入したほうが時間の節約になって費用対効果が高い可能性がある。
晴れて購入したらスカイデッキに行こう。屋内展望台はガラス越しの景色しか見れず大したもんじゃないので行く必要はない。スカイデッキなら肉眼で直接東京を見渡すことができる。
日没前。周りのビルがよく見える。港区って感じ
渋谷方面。246号線はひっきりなしに車が通っている
富士山に日が沈む
新宿方面もこの通り、しっかり見える。やはり都内随一の摩天楼というか、高層ビルの密度が高い。ああ我が故郷! チラチラと点滅する航空警告灯に萌える。新海誠チルドレンとしては、こういう景色は見逃せない
東京タワーは日没とほぼ同時にライトアップされる。この日は10月31日土曜日、ハロウィーン。特別なライトアップがなされていた。普段でも土曜日はダイヤモンドなんとかといって、通常とは違う配色で輝きを放つ。なお、説明不要とは思うが、夏と冬で東京タワーのライトアップは違う色になる
このフードを被っている女性がいるところ、カメラを置くことのできる平坦なスペースがあるので、長時間露光で撮影するにはここがおすすめ。というか、三脚類の持ち込みは禁止されているので、ここに置くしか方法はない
ぐっと近づいてみる
風が強くて、ずっといるから寒くなってきた。寒いと、目のピント調節機能が弱ってきて、なんか視界がぼんやりすることがある。僕だけだろうか。
で、この年間パスポートだが、どうやら2020年をもってサービスを終了するらしい。なぜかはわからない。つまりこの恩恵を受けられるのはもう1年ちょっとしかない。
1年に3回行けばもとが取れる。このサービスにどのぐらいの人が魅力を感じるのか、よくわからない。でも、列に並ぶことなく、いくらでも夜景を撮りに行くことができる、このサービスに僕は2年前魅力を感じ、使い倒してきた。五反田からヒルズへのバスもあるし、けっこうふらっと遊びに行ってた。一人で。でも待ち時間はほぼないし、楽しかった。ぜひ使ってみてほしい。できれば平日に行ければいいかもね。残業している人たちの灯りで夜景もいっそうキレイなことだろう。