ひどい年で、映画館に行った回数もたったの18回。でもだからこそ、この最低な年に何を見にわざわざ映画館に行ったのか、ということを記録しておこうと思う。僕は大学3年生の時から映画の半券をノートに貼るということをしており、それを見ながら振り返る。
日本最北端の映画館、T・ジョイ稚内。ここで何か見ようかなと思ったけど結局見なかった。11月23日撮影
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さよならテレビ@ポレポレ東中野
東海テレビの人が作ったモキュメンタリー映画。面白いけど、メディア論的には、言っていることは普通のことだ。
2/9
リチャード・ジュエル@TOHOシネマズ六本木
フォレストガンプ的な主人公。こういう普通の人をテーマに英雄を描くっていうイーストウッド節。あんまり話題になってなかったけどいい映画。
3/8
1917 命をかけた伝令@新宿ピカデリー
これ新宿で見たのか。俺の記憶の中では品川のIMAXだったのだが、いま半券を見てそれが間違いだったことに気付いた。これが今年一番かな。映像がすごい。夜間の照明弾がバンバンスパークする中の銃撃戦とか、終盤、前線にたどり着いたときの安堵と緊張感とかすごかった。ワンカット風で息もつかせぬ映像。撮影賞、視覚効果賞などアカデミー賞多数受賞。
3/14
ジョジョ・ラビット@シネクイント（渋谷）
このあたりからコロナの影響を意識し始める。マスクはしてたようなしてなかったような、記憶はあいまいだが。ドイツ人なのに英語でしゃべってるのが違和感MAXだった。
3/14
スキャンダル@TOHOシネマズ六本木
アメリカのメディア企業FOXにおける、実際にあったセクハラパワハラ告発事件をもとにした映画。まあ面白かった。映画館をはしごしたのは今年はこの日だけ。
3/15
ミッドサマー@シネマサンシャイン平和島
話題のホラー。同監督の前作「ヘディタリー」は好きだったけど、これはそんなに怖くなかった。でも、北欧ってああいうイメージなんだな。ヨーロッパの田舎というか、日本における秋田とか青森みたいな感じだろうか（秋田や青森を批判するわけではなく、エッジなところに位置しているという意味で）。
6/13
三島由紀夫VS東大全共闘@TOHOシネマズ新宿
おもしろかったし勉強になった。実際に議論している様子を映像で見れるのは貴重である。昔の頭いい大学生はこんなふうにしゃべってたんだな。そして当たり前のように教室で煙草を吸っている。しかし、4，5月はおとなしく自粛してたんだな俺……ていうか映画館ってこの時期稼働してたっけ？
7/5
グッド・ボーイズ@TOHOシネマズ六本木
申し訳ないけれど半券を見てもどんな映画か思い出せなかった。フィルマークスを見て記憶がよみがえってきた。下ネタギャグとして佳作だと思う。しかし、記憶に残っていないということはそういうことなのだろう。
8/8
EYS ON ME : The Movie@アクアシティお台場 ScreenX 2D
韓国と日本の合同アイドルグループ・IZ*ONEのファーストコンサートの様子を収録したドキュメンタリー映画。最高だった。神だった。涙した。ScreenXという、正面のスクリーンのほかに左右にもサブスクリーンがあり臨場感が爆増する設備で見た。2600円。
その時の感想↓
【IZ*ONE】「EYES ON ME : THE MOVIE」メンバー12人見どころ&感想【1万4000字】 - 研ぎ澄まされた孤独
8/9
EYS ON ME : The Movie@グランドシネマサンシャイン（池袋）2D BESTIA
感極まって翌日もう一度見に行った。やはり最高だった。ScreenXはワイド画面にするために上下がカットされているシーンもあるということを知った。BESTIAという、音質がよいとされるスピーカーを装備したスクリーンで鑑賞。音がうるせえな割れてるぞという印象があった。2100円。
8/11
EYS ON ME : The Movie@TOHOシネマズ日比谷
18時55分からの回。仕事を切り上げて急いで行った。たしかいろいろやるべきタスクがあったのだけど、ここで見に行かないとだめだと思い、行った。素晴らしかった。
8/16
EYS ON ME : The Movie@グランドシネマサンシャイン（池袋）4DX ScreenX
なんと4DXにScreenXという合わせ技。しかし4DXである意味は、あまりないと思ったな。 たしかこの週は映画開始前のメンバーからのメッセージが変わるんだった。イェナが尊かったということを強く記憶している。3400円。
8/19
EYS ON ME : The Movie@TOHOシネマズ錦糸町オリナス
初めて錦糸町で映画を見た。オリナスは駅から遠いほうのTOHOシネマズだということを事前に認識しておらず、めっちゃ走った（錦糸町にはTOHOシネマズが2館ある）。すばらしかった。終わった後、感極まって友人を誘い飲みに行ったことを覚えている。夏である。
8/29
EYS ON ME : The Movie@アクアシティお台場 ScreenX
三度目のScreenX。二度目はいろいろ発見があった。というか、何度見ても新しい発見がある。そしていつも、アンコールの前のメンバーのメッセージのところで泣いてしまう。ありがとうIZ*ONE。最低な2020年だけど、素晴らしい夏だった。
11/1
TENET@ミッドランドスクエアシネマ（名古屋）
9、10月はちょうどGoToで旅行に行きまくってたので映画館にいく時間がなかった。とはいえノーランは見なきゃあかんやろということで、名古屋で見た。頭が沸騰しそうだった。友人に「全然わからんかった」とLINEしたら「一度でわかった」と。ええ……。おそらく今年唯一ファーストデイに見た映画。
11/8
星の子@テアトル新宿
久しぶりに新宿に行ったらやってたので見た。テアトルの雰囲気、懐かしいなあ。学生時代はよく行ってたのに……映画は、まあまあ良かった。岡田将生はもっと優しい普通の人の役をやってほしい。
12/13
TENET@グランドシネマサンシャイン（池袋）IMAXレーザーGT
よくわからなかったのでリベンジ。うん、よくわかった。日本に2館しかない、フルサイズのIMAX。社会人1年目の時、もう一つのシアターである109シネマズ大阪エキスポシティまでダンケルクを見に行った。その後池袋にもこのスクリーンができて、去年天気の子をここで見たけど天気の子はIMAX用のフィルムじゃない。というわけで久しぶりのフルサイズ。やはり縦に長い。その代わり横が狭く感じるので、これで通常のIMAXを超える映像体験を楽しめるかというと人それぞれと思われる。
12/30
劇場版 鬼滅の刃 無限列車編@T・ジョイ品川プリンス
いやはや、参りました。最近のアニメはこんなに精緻に美麗に、しかし臨場感たっぷりに激しく描くのか。剣戟の太刀筋とか、煉獄杏寿郎の炎のディテールとか、すごい。そして何より声優の力がすごい。炭治郎のものすごく主人公然とした声がとても魅力的。これはアニメで盛り上がったというのも納得。ufotableは名前しか知らなかったけど感心した。炭治郎も煉獄も、ホントに少年マンガしてる。話題性だけのアニメじゃないと理解した。
以上。振り返るとホント全然映画館に行ってないな。その代わりネッフリでいろいろ見たという記憶もない。ハマったのは4月ごろに見た梨泰院クラスと愛の不時着ぐらいか。うーん。来年こそはいろいろ観たいものだが、ピクサーの最新作も配信限定公開だったりするらしく、不安を覚えてしまう。
