研ぎ澄まされた孤独

とりとめのない思考を無理に言語化した記録

好きなものについてちゃんと語るということ

 三連休でAdobeのAfter Effectsの勉強をしていた。かっこいい動画をつくるソフトだ。Adobe CC(Crective Cloud)に課金した。ついに。まえからPhotoshopを使えるようになりたいとか動画の編集をできるようになりたいとか思っていたので、遅かれ早かれ導入することになったのだろう。月7000円は結構な出費だが、投資と思うしかない。

 で、とりあえず会社のロゴを使って3秒間のタイトルロゴというかアイキャッチみたいなのを作ってみた。3日で勉強して作ったにしてはなかなかかっこよい。現状、自分の会社には動画の編集がすごく上手い人というのはいないはずなので、なんとか今後の仕事に活かしたい。

 最近行ったところ。先週は埼玉の宮原というところに行った。品川から高崎線で50分ぐらい。歩いて10分ぐらいのところにあるおしゃカフェに行った。12席ぐらいのこじんまりした店。11時半ぐらいに入ったのだが、そのあと客が続々と入ってきて、「パンケーキは1時間待ちになりますが大丈夫ですか?」と店員さんが言っていた。そんなにかかるのか。

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  手間かけてるだけあって、すんごいふわふわだった。シフォンケーキみたい。これに甘めのキーマカレーを合わせて食べる。うまかった。食後に食べた見た目のよいプリンは、味はふつうだった。

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  3000円ぐらいのランチをしてしまった。カヌレとかをもちかえるお客さんが結構多かった。店員さんの愛想のよい接客も気持ちよくて、いい店だった。

 昨日は大井町に行ってミスドでドーナツとエビワンタン麺を食べ、イトーヨーカドーの団子屋でしょうゆの団子を食べ、徒歩15分ぐらいの銭湯・東京浴場に行った。ブルゴーニュ産の塩が入った薬湯が良い香りがして気持ちよかった。

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  ここのところ、毎週付近の銭湯を開拓している。リラックスできるし、街歩きも楽しめるし、いい趣味だと思う。で、そのあと駅前に戻ってアトレの成城石井でパック寿司とオリオンビールを買って、そこらへんの空虚なスペースで飲み食いした。警備員的な人に怒られるかと思ったが、何もなかった。大井町、全然知らない飲み屋街が広がっていて、奥の深い街だ。自粛明けに散策しがいがある。

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 今日は浅草に行って、人気のないおしゃれカフェでプリンを食べた。味はふつう。6,7人ぐらいが座れるベンチがあって、すごく背の低いテーブルが3つあった。テーブルが低いので前かがみにならざるをえない。ひとりでコーヒーをすすりながらプリンを食べていた。

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  こういうところに男一人で突撃するときは、脳内で孤独のグルメみたいな実況をするのがよい。「おっ。ここのコーヒー、湯飲みで出してくるのか。さすが浅草。ジャパニーズスタイル」とか。

 そのあと合羽橋で食器のお店をウィンドウショッピングした。これがけっこうよかった。ネットで買い物することが多い現代だが、皿は実店舗で選んだ方がよいもののなかの一つだ。重さとか質感とか、見ただけではわからない情報にあふれている。食器選び、楽しい。結局何も買わなかったが。

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 で、14時ぐらいになって、食べログで評価の高い蕎麦屋が空いてたので入ってみたのだがべつにそんなおいしくなかった。腹は膨れたものの気持ちが上がらないので、つづけて「日本最古の天ぷら屋」を自称する店に入って天丼を食べてみた。これが全然おいしくなかった。浅草の店もピンキリということだと思う。表通り沿いの店はあんまり信用しないほうがいいし、食べログもあんまり信じないほうがいい。結局は井之頭五郎のように、自分の直観だけを信じて入店した方が、すべての責任は自分にあるので、結果に納得できる。

 最近見たコンテンツ。

「半沢直樹2」。毎話ちゃんと追い詰められ→一転攻勢、という起伏を作っていて脚本がめちゃくちゃ練られている。前作があれだけブレークしたのだから予算もたくさんあったのだろう。原作はどんな感じだったのか、気になる。

 JALの経営破綻の話がモデルになっていて、当時の政治家っぽい人も出てくるのだが、僕はそのころ中学生とかで、ニュースは見ていたものの詳しいことは知らなかったので、ちゃんとなにか本を読むとかで現実の「その後」を勉強しておきたいと思った。今はアレだが、社会人になってからはJALをたくさん利用してきたので。「この会社は大丈夫だ。従業員がちゃんと挨拶をする会社は必ず自力で立ち上がれる」っていう半沢のセリフがじーんと来る。

「お耳に合いましたら。」。テレ東がSpotifyの提供でつくっているドラマ。ラジオ好きな会社員がポッドキャストを始める話。主人公はチェーン店のご飯(=チェンめし)が好き。ある日、吉田照美のラジオで「好きなものがあるのに言葉にして語るということをしないと、心が感動しなくなって、好きが死んでしまうんです」という話を聞いて、ポッドキャストの収録を始める……

 消費者側だった人がクリエイター側になる話、好きなんだよなあ。メジャーな飯について語るという大多数の人間が好きな行為を、創作に昇華するわけだ。作中のチェンめしは松屋とかココイチとか、現実の店が出てくるので、ドラマを見る我々も共感しやすい。「好きなものについて語ってみませんか?」というSpotifyのメッセージなのだろう。聞くだけじゃなく、話す。見るだけじゃなく、つくる。ものづくりは楽しい。

「来世ではちゃんとします。」。内田理央が5人のセフレと付き合っていく悲喜こもごもを描く。シーズン1から見た。おもしろかった。女装男子が登場するのだが、可愛すぎてビビる。顔もそうだし、髪型も可愛すぎる。ヤバい。演じるのはモデルのゆうたろう。もとから中性的なルックスだけど、こんなに変わるのかよ。

  今の時代、主要な登場人物のほぼ全員が喫煙者なのがめずらしい。

「ワンダヴィジョン」。これを見るために半年前からディズニー+に課金しつづけていて、ようやく見た。よくできたSFだった。「トゥルーマン・ショー」とか、「涼宮ハルヒの消失」とかを想起させる設定だった。後者はかなり似ている。MCUがハルヒを参照しているなんてことはないと思うが。「ファー・フロム・ホーム」が現実の虚構化を阻止する話だとしたら、ワンダヴィジョンは虚構の現実化を阻止する話だ。エンドゲーム以前(=”ワンダヴィジョン”)との決別、エンドゲーム以後のキックオフとしてよいスピンオフ作品だった。

 あとは先週、先々週とちょっと映画を見ていた。「ミスター・ノーバディ」「バタフライ・エフェクト」とか、学生時代に超感銘を受けたものの2回目を見ていない映画を見返したら、やっぱり面白かった。ループものは人生哲学みたいなものを考えさせられる。「恋はデジャヴ」「ハッピーデスデイ」みたいなコメディもいいんだけど、いろいろなループものを見た後はやっぱりこの2作と、あと「天使がくれた時間」を見てほしい。選択をやり直した結果人生上手くいきました、というのではないループものは、複雑な示唆に富んでいる。

 最近の自炊。

  ガパオライスは問題なく作れるようになった。決め手はスイートバジルで、こいつを調達しないとただのひき肉炒め飯になってしまう。

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  カオマンガイは炊飯器で調理できるのだが、水と料理酒の配分とかに気を付けないとべちょべちょになってしまう。3回作って、やっといい感じになったのだが、なんか鶏肉の臭みが残る。生姜とかネギとかもぶっこんでるのだが。これは課題。あと先週からパッタイをつくっているのだが、これが難しい。まずライスヌードルをちょうどいい感じになるまで水で戻すのが難しい。1時間半ぐらい水につけなくてはならないらしく、それを知るまで2回失敗した。もちもちの麺にするには時間がかかる。味付けもよくわからない。なんかパンチのない、深みのない味になってしまう。何が足りないんだ?

 それからみそ汁なのだが、これはちゃんと時間をかけて煮込む(?)のが大事と気づいた。豆腐から水分が抜けてほどよい硬さになるし、ネギとか玉ねぎから甘みが溶け出す。いままでひと煮立ちさせたら火を止めてたのだが、ちゃんと火を通したらおいしいみそ汁になった。