研ぎ澄まされた孤独

とりとめのない思考を無理に言語化した記録

清澄白河のカフェめぐり

10月7日(金)、雨。ヨーグルトにドライフルーツを入れて食べる。最近そんな朝ごはんばっかりだ。でもストレスのせいなのか、腸の調子はあまりよくない。

13時に予約してた美容室に行った。大通りに面したお店。客は誰もいなかった。切ってもらってるあいだ、雨の中を駆け抜ける車のシャアアッという水飛沫がよく聞こえた。この音好き。

髪を切った後、美容室からほど近いIKI エスプレッソに行った。

清澄白河の人気カフェ…と言われているが、個人的には小名木川からこっち(森下側)は清澄白河ではなく森下である。場所も、「えっこんなところにあるの?」という感じの雰囲気。けっしておしゃれな町というわけではない。

そこでプレートを注文。生ハム、チーズ、アボカド、トマト、ゆで卵、トースト…
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たしか1500円ぐらいで、アイスコーヒーも500円ぐらいしたので合計2000円した。おいしかったけど、高いよねえ。

お店の中は有閑階級っぽい女性ばかりだった。カップルが二組ぐらいいたが、男ひとりは僕だけだった。

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雨はいっそう強くなっていた。普通に歩いているだけで靴の中まで水が染み込んできた。

次。ARiSE。

フルーティーなコーヒーが飲めるという店。写真は撮ってない。というのも、カフェというよりも、ベンチが数席置いてあるだけの豆屋さんという規模だったからだ。豆も売ってるついでに腰掛けてコーヒーも飲めますよ、みたいな感じ。

客は僕ひとり。入ったら店内はアジアっぽい雰囲気の人形やらタペストリーやら雑貨が所狭しと飾られている謎空間だった。店主が最初の人におすすめというコーヒーを紙コップに淹れてくれる。500円。まあたしかに言われてみればフルーティーかな? という感じ。スタバみたいな濃いコーヒーではない。でも薄いわけでもなく…

お店の中でかかってるアジアンな音楽が気になって、何の音楽なんですかと聞いたらタイの東北地方の音楽だと教えてくれた。タイはここ最近になっていい豆が栽培されているのだと。それで店内にもタイのアイテムがたくさん置いてあるのだと。

ほかにもコーヒーを飲みながら、ここらへんのコーヒー屋さん事情とかをいろいろ聞いた。ちょうど学校の下校時刻らしく、傘を差した小学生が何人か店先に見えた。常連っぽいお客さんが入ってきたところでコーヒーを飲み終えた。「雨強いのでお気をつけて」と言われて店を後にした。

それにしてもこの辺りは全然コンビニがない。住宅しかない。こんな団地もあった。目を惹く見た目だった。
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で、オールプレス・エスプレッソに。

食べログではすごい人気で気になっていた。ちょっと駅から遠いので歩いた。

外観はこんな感じ。倉庫をリノベしたらしい。

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中に入ると、大きな銀色の溶鉱炉みたいな機械が目に入る。焙煎してるんだかなんだかよくわからないが、とにかく大きな機械だ。それの煙突(?)部分が天井まで伸びている。建物の大半は焙煎エリアとなっていて、入口側にコーヒーをサーブする用の狭いスペースがある。

そこでコーヒーを注文する。座席はなくて、ベンチがふたつあるだけ。あとは立って飲む用のカウンターテーブルがある。下手したらさっきのアライズの方が席数は多いかもしれない。見た目に反して収容人図はかなり少ない。

コーヒーは美味しかった。深煎りっぽい味がした。カウンターで立って飲んでいた。カウンターにはコーヒー豆の栽培現場を取材した雑誌や、清澄白河のコーヒー屋を紹介するリーフレットが置いてあった。それを読みながらコーヒーを飲んだ。土日はどんな雰囲気になっているんだろう、この店。

この店からすぐのところに東京都現代美術館がある。企画展のチケットを購入して、向かった。

雨は相変わらず降りしきっていた。
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エントランスのベンチに座ってちょっと仕事のメールを返し、地下に降りた。みんな大好き水と石のプロムナード。

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展示室に入った。「私の正しさは誰かの悲しみあるいは憎しみ」。現代美術は、難しい…

常設展も見たかったのだけど時間が閉館時刻に迫っていてだめだった。

で、歩いて家に帰るのだがこの頃には風も強くなって横殴りの雨が吹いていた。
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家に着いて濡れた靴下や靴を乾かした。ちょっと休んで、宴のためまた家を出た。そのころは雨は止んでいた。

宴を終え帰ったら、月の周りが虹色っぽくなっていた。月暈(つきがさ、げつうん)というらしい。
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