研ぎ澄まされた孤独

とりとめのない思考を無理に言語化した記録

人から見たら全く変わっていないが、僕にとっては大きな変化だ

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新年度が始まってしまった。といっても、新しいスタートを切ったという感じはない。今週はあんまり前に進む感じのしない1週間だった。やろうと思ってることはあるのに、別のタスクが脳のリソースの一部を占有していて、集中できない感じがした。職場で席替えがあり、視界や環境が変化したことも集中できない理由の一つかもしれない。

また懸案事項に頭を悩ませているところに別の懸案事項が降ってきたりして、けっこうストレスになった。どういう応答をすればよいのか考えて文章を組み立てるのだが、下書きを読み返した時にやっぱりダメな気がして、推敲して、これでいいやと打ち返すと、あっさりした返事が返ってきた。結論が出る時は一瞬。だから考えすぎない方がいい……といってよいのかわからないが、自分の中で「締め切り」を設けることは大切だと思う。これ以上考えない方がいい、という締め切り。

朝は良品習慣に買いだめた無印良品のカレーや、冷凍のスパゲティを食べた。野菜不足を感じていたが家でご飯をつくる時間がとれず、会社のコンビニで野菜ジュースを買って飲んだ。それと同じぐらいの量のカフェイン入りドリンクも飲んだ。寝る前はビールを飲んだり、好きな音楽のプレイリストをつくったり、楽しかった思い出を思い返したりして過ごした。

断捨離をしたくてメルカリでいろいろなものを売っている。この1、2週間で、服、本、メガネ、Bluetoothマウスなど、いろんなものが売れた。そのお金で服を買ったりした。今日は香水が届いた。香水を買ったのは初めて。バニラとメロンが合わさったみたいな匂い。時間が経つとほんのりローズっぽい香りも立ってきた。

昨日、ひさしぶりに旧友2人と会った。いろいろな話をしたが、そのなかで、僕が高校時代から全然変わっていない、という話になった。一方で2人の友人は自分たちが高校時代から大きく変わったと考えているようだった。好き嫌いが明確で頑固だった構えが脱力して寛容になった(彼らはそれをよくないことだと思っているらしい)とか、そういうありきたりな話だった。もっと周りのことに対して怒ったりして牙をむいていたのが、そういうことをしなくなった、とも言っていた。

僕は、僕自身は高校時代からだいぶ、かなり変わったと思っているのだが――視野が広がって自分と違う価値観を容認するようになったり、といった変化を実感しているのだが――周りからはそう見えないらしかった。具体的にどういう部分が変わっていないと思うのか気になったのだが、それを聞くのはなんだか怖い気がしてやめてしまった。

その2人の友人はどちらも結婚している。結婚は人生における大きな変化だから、自分がとても大きく変わってしまった、という感覚はあるのだろうと思う。高校時代にいた地点から、結婚した今の地点は、けっこう大きな距離があるのだろう。その大移動をなしとげた彼らからすれば、僕が動いた距離はほぼゼロに感じられるのかもしれない。グーグルマップで東京から大阪までの経路を表示した時に、新宿から渋谷がほぼ同じドットで示されるのと同じように。などと思ったりした。