研ぎ澄まされた孤独

とりとめのない思考を無理に言語化した記録

なぜ「、」を打つのか

人の文章を読んでいると、たまに「この人読点少ないな」と思うことがある。僕は文章を書く時に、わりと頻繁に読点を打つ。「〜が」で逆接するときはほぼ確実に打つし、文の塊を並列させるときにも打つ。何かが起きて、次に何かが起き、そしてこうなる、みた…

母子家庭20年目

父が自死してから19年が経った。正確な日付は覚えてないけど、1月下旬のことだったことは覚えている。当時8歳。小学2年生の終わりごろだった。その夜のことは実はけっこう覚えている。母はそのことを知らないかもしれない。「小さかったから覚えてないでしょ…

街での小さな、ほんの小さな会話

人との会話全般が本当に苦手でした。年齢の離れた人との会話は特に苦手でした。会話は基本的にスタミナをすり減らす行為であり、自分から進んでするものではないという認識がありました。しかし最近、その認識が春先の雪のように溶けつつある、そんな感じが…

冬の朝、道で寝てた人にお茶をおごった話

ある晴れた土曜日の朝8時、武蔵小山の近く。ぼくはAir Podsを耳にはめてラジオのアーカイブを聴きつつ、コートのポケットで両手を暖めながら道を歩いていた。朝の陽光は柔らかく、風ひとつない晴天だった。けれども前々日に東京に降った雪の影響でアスファル…

2021年にやったことを振り返る

振り返ります。 ●スキンケアを始めた 朝晩2回、泡立てネットで洗顔剤を泡立てて洗顔し、無印の薬用美白化粧水・美容液・乳液をつけています。最初は面倒くさかったですが、もう習慣になりました。銭湯に行くときや旅行に行くときはオールインワンジェルを携…

2021年に観た映画 一気に感想書く

毎年恒例、今年映画館で見た映画を一気に振り返る回です。ぼくは映画館の半券をノートに貼るという行為を大学3年生の時から続けており、年末にそれを見返すということを毎年の習慣としています。今年は去年よりは映画館に行けたと思います。ほんのわずか上回…

環境か、努力か

12月18日(土)。朝、8時ぐらいに目覚める。体がそういうふうにねじを巻かれている。でも活動したくないので、布団の中でスマホをいじったりする。窓から差し込む朝日がまぶしいのでカーテンをしっかり閉める。9時ごろ、服を着たり顔を洗ったり歯を磨いたり…

試しに短歌を詠んでみた

自分の苦しみを語れよ

最近読んだ本ですが、まず「モテないけど生きてます 苦悩する男たちの当事者研究」。非モテを自称する人たちの語りあいの場を主催する大学の研究者の人の本。彼らがどのような鬱屈を抱えているのか、実例をもとに紹介しているのですが、読んでいくうちに、彼…

「新しい文体」への旅

何を書くか決まっていないのですが、とりあえず書き始めてみます。このような見出しにしたのには理由があります。新しい語り方、新しい文体を模索しようと思ったからです。僕はブログでは、また中学時代から断続的に書いてきた日記では、基本的に常体、いわ…

コーヒーカップをやさしく置くということ

冬になると「指ポキポキ」がやりやすくなる。あの、 ヤンキーがケンカの前に手指の関節を鳴らす動作のことだ。 首や腰を回したらゴリゴリってなるのと同じで、 なんだか気持ちいい気がする。 数年前、 営業の部署にいたある冬の夜、残業で疲れ、 デスクで何…